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'13 03 一般質問① 複式簿記による公会計について

質問原稿をアップします。

1つ目の質問、複式簿記による公会計について、です。

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複式簿記による公会計について

 複式簿記に基づく公会計について、平成22年6月議会でも取り上げておりますが、この件について再度質問させていただきます。

 複式簿記に基づく公会計制度については、昨年の暮れに行われた総選挙の折に、維新の会の石原現衆議院議員や橋下大阪市長が「先進国の中で複式簿記の会計制度を取り入れていないのは日本だけである」と仰られて、政策課題の一つとして大きく取り上げられたのでご記憶の方も多いかと思います。

 現行の公会計制度は、単純に現金の支出の結果だけを示す、単式簿記と現金主義による記帳を行っています。例えば、1億円の建物を建設した場合、現在の単式簿記だと1億円の支出のみが計上されます。また、1億円の市債を発行した場合は、本来は負債的な側面もあるにも関わらず、現金が入ってくるという側面だけしか情報として処理されず、会計帳簿には1億円のみが収入として黒字的に計上されます。このように、単式簿記だと資産形成と費用の区分や借入金と収益の区分がないために債務のふくらみや将来的な負担が事前に把握しにくいという欠点があります。

 一方で、複式簿記の場合は1億円の建物を建設した場合は1億円の資本の減少とともに、1億円分の資産の増加が記載されます。また、1億円の市債を発行した場合は1億円の収入とともに、1億円の負債の増加も記録され正確な資産状況が把握できるようになります。

 総務省は平成18年に「地方公共団体における行政改革の更なる推進のための方針」(地方行革新指針)の中で、「公会計の整備」について人口3万人以上の都市を対象に平成21年度を目途に取り組みを行うようにとし、本市は総務省改訂モデルを採用して、平成20年度決算をベースとした新地方公会計制度に基づく財務書類4表の作成を行う等の取り組みを進めて参りました。

 これらを踏まえて、前回複式簿記による公会計制度について質問させていただいた折には、複式簿記による会計制度の重要性を本市としてもより強く認識すべきであると求めました。これに対するお答えとしては、複式簿記による会計制度についての重要性の認識は共有するものの、法に基づく要請ではないため、また、内部管理的な部分に予算を費やすよりも政策的な部分で市民に直接還元できる取り組みに重きを置きたいとの旨の答弁をいただきました。

 複式簿記化については、改めて国会で議論が再開されましたから、現時点で私は改革の流れを期待して結論を待ちたいと考えておりますが、現状の会計制度のもとでも複式簿記的な考えを持って、例えば新規に公共施設をすることは将来的に維持管理コストの費用を要する負債的な側面もあるとか、資本と収支のバランスを見ることのできる人財を育成していくことは、持続可能な本市の行財政運営の上でも非常に有用であると考えます。

 そこで4点お伺いいたします。

1.複式簿記による会計について市長のご所見をお伺いします。
  特に石原議員や橋下市長の問題提起を踏まえて、前回の答弁より認識に変化があれば教えてください。
2.本市の財務諸表を経年比較して、どのようなことが見えてくるか教えてください。
3.一昨年の質問の折にお答えいただいた、ストック情報の整備不良について、
  現在どのような状況になっているでしょうか。
4.複式簿記化に対応できる、あるいはそのような観点から事務事業に当たることができる職員を
  育成するために、研修や資格取得に対して積極的に支援を行うべきであると考えますが、
  ご所見はいかがでしょうか。

 会計は、実務者のためであるとともに、利害関係者に対して財政情報が分かりやすく伝わるものでなければなりません。その点で単式簿記よりも複式簿記の方が優れているのですが、やはり会計帳簿は数字の羅列であり、納税者である市民の中で会計に対する専門的知識を持っている方は少数です。しかし、今後ますます財政状況がひっ迫していくであろうことは充分に予測されますので、市民の皆様の財政に対する理解を得ていくことは重要な取り組みです。

その観点からすると、数字をグラフ化して目に見える形でこれまでの推移と今後の予測を表すと、非常にわかりやすくなります。このような取り組みは、今年度公共施設対策特別委員会で視察させていただいた神奈川県秦野市さんや、先日会派民主フォーラムでお邪魔させていただいた福岡県田川市さんが先進的に行っております。

 また、千葉県の習志野市さんは市の財務状況をより理解して頂くために「バランスシート探検隊」という取り組みをなされています。これは財務諸表のバランスシートを実際に用いて、地元の高校生に千葉大学の学生や市職員が財務状況について教え、帳簿だけでなく現地に赴いて実際に施設や備品がどのようになっているか共に学んでいく取り組みです。高校生にも分かりやすい資料を作成することを通し、より市民に分かりやすい資料を公表していこうと考えていらっしゃいます。また、若い職員を説明員として活用することで、職員の説明能力や財務状況の理解に対しての研修にもつながります。

 本市においても、このように財政状況をより分かりやすく、より積極的に市民に説明していくべきであると私は考えます。

そこで2点ご提案します。

5.財政状況を目に見えるような形で提示した資料を作成することに関してはいかがでしょうか。
6.市民に財務状況についてより一層の理解を得るために、習志野市のように共に財務状況について
  学ぶ場を設けてはいかがでしょうか。
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プロフィール

堤 じゅん太

Author:堤 じゅん太
ようこそ!

【本名】 堤 淳太

【生年月日】
 1978年6月25日生まれ

【性別】  男性

【血液型】 A型

【略歴】
 久留米大学附設高等学校 卒業
 京都大学 総合人間学部 卒業
 サラリーマンを経て
     長岡京市議会議員へ挑戦
 2009年10月の選挙でトップ当選!

【趣味】 読書、ラーメン食べ歩き

【好きな本】
 星の王子さま/論語/項羽と劉邦

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